土曜日に福岡の大濠公園能楽堂へ能を観に行きました。
本格的に鑑賞するのは今回が初めて・・
「塩津能の會 九州公演」
今回和流ルネッセンス倶楽部九州さんのお誘いで行ってまいりました。
和流ルネッセンス倶楽部九州 福岡さんの 日本を表す【和】には、対立や疎外がなくまとまっており、協力し合いながら調和がとれている姿という意味があります。そうした、“共生社会”を目指し、日本特有の精神や所作、様式、すなわち「和流」を大切にしながら、和魂洋才・新しい時代に合った日本の文化を「復興」し、日本を「再生(ルネッサンス)」し、発信する仲間づくりをしたい−。という思いでイベントを毎月開催されています。和流ルネッサンス倶楽部九州
館内の雰囲気はこんな感じ~ 日本人で良かったなんて思う雰囲気。
そして通常、能を観覧するときには無い事らしいのですが、今回は大学生も招いての会だったらしく、最初に演目についての説明がありました。
☆歌占
観ているだけではわかりませんが、ちゃんとあらすじと解説の冊子があります。
神罰により旅先で死んだ男が3日目に蘇生し、小さな息子と出会い地獄に堕ちた苦しみを表現するという舞いです。
気迫を感じる舞で、舞台を踏む音、鼓の音が響き渡り、神秘的で幻想的・・そしてすぅっ~と眠くなるのです。美しい絵画を観ているような感覚・・
ってことで言い訳しつつ眠ってしまいました。心地よし・・・
☆狂言 子盗人
こちらは台詞があるので、よくわかりました。あの「そろ~り・そろ~り」的な(失礼やろ)
よくわかっていないながら、こちらは楽しい♪なるほど!と思い観覧させていただきました。衣装・照明・音すべて素晴らしい。日本ってすごい国です!!
☆海人
これが観たかったの実は・・残念ながら、熊本に戻らないといけなかったので退席しましたが、こちらがメインの能だったのですが・・
藤原房前大臣の一行が讃岐の国で亡くなった母親の(海女)追善供養をしているときに海人が現れ、昔語りをする。その話は海女の女性が、竜神に奪われた宝を取り戻す代わりに自身の息子を藤原家の世継ぎにと願い、乳の下を切ってうばった玉塔を押し込めそのまま命を落とすというお話。わが子のために命を捨てるのであれば少しも惜しくもないと思いつつ、様々な葛藤と思い・・その心情を描写する演目。
こちらはLINEのQRを読み取ることにより「リアルタイム解説」を配信していました。
すごい!!!!
最後の演目が観られなかったのは残念でしたが、素晴らしい舞台でした。また行ってみたいなぁ~
眠ってたやん!!と突っ込みが入りそうですが、ほわわん~といい気持ちになるのです!!
またあの不思議な感覚を味わいたい